「大きな出費が重なって、少し家計が厳しい。
いつも使っている横浜銀行は、よくカードローンの宣伝をしているけれど…?」
あなたが横浜銀行ユーザーであるなら、どこかしらでカードローンの広告を見かけたことがあるでしょう。
横浜銀行が取り扱うカードローンの貸付条件は、一言でいうと「普通」。取り立てて挙げるような利点も欠点もありません。
ですが、
- 大口契約に強い(=ある程度信用のある方なら、好条件で借りやすい)
- ATM手数料無料(ただし、横浜銀行ATM、コンビニ等ATM以外の提携金融機関ATMでのお借り入れには、所定の利用手数料が必要となります。)、ネットバンキングを利用できるなど、使い勝手は良好
といった理由から、横浜銀行ユーザーにとっては申込みやすい内容となっています。
今回はそんな横浜銀行のカードローンについて、他社と比べたメリット・デメリットや問い合わせ結果に基づく契約の流れ等をまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたがこのカードローンへ申込むべきか否かが分かります。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
1.5%~14.6% | 10万円〜1000万円 | 最短翌日 (公式HP参照) | 最短翌日 (公式HP参照) |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
- 横浜銀行口座がなくても24時間WEBで申込可能
※契約までにご作成ください。 - 月々の返済は2,000円〜
横浜銀行カードローンの基本情報とメリット・デメリット
それでは早速、横浜銀行カードローンの内容について見ていきましょう。
①貸付条件自体は普通だが、大口契約成功の報告は多い
「横浜銀行カードローン」の基本情報は以下の通りです。
金利 | 限度額 |
---|---|
年1.5~14.6% | 10万円 ~1000万円 |
審査日数 | 借入までの総日数 |
最短で翌日 ※お申込受付時間等により、審査結果のご連絡が翌日より後になる場合があります。 | 1週間前後 |
申込み条件(公式HPより) | |
以下条件をすべて満たす方。
|
限度額 | 適用金利(年) |
---|---|
100万円以下 | 14.6% |
100万円超~200万円以下 | 11.8% |
200万円超~300万円 | 8.8% |
300万円超~400万円 | 6.8% |
申込み条件は一見複雑ですが、あなたが成人、かつ横浜銀行ユーザーであれば特に問題はないでしょう。
さて、横浜銀行カードローンが掲げる金利条件は、他の銀行と比べてもごく標準的なもの。特別に高いわけでも、低いわけでもありません。
よって「確実に1円でも金利負担を減らしたい」とお考えなら、他行、あるいは他社ローンへの申込みを優先して検討したいところですが……。
実は 横浜銀行のカードローン、他の銀行や消費者金融会社等に比べ、100万円単位の大口契約に成功できたという報告が多いです。
よって、
- 大口での借入を狙いたい(既存ローンのおまとめ目的含む)
- 大口契約により、低金利の適用を狙いたい
といった場合には、特に横浜銀行カードローンへの申込に向いていると言って良いでしょう。
参考横浜銀行への問い合わせ結果
年収だけでなく、お客様の情報を総合的に判断し、ご融資可能額をご案内させて頂いております。
(2020年2月問い合わせ分)
★ちなみに一般的な銀行カードローンの場合、初回契約時の適用限度額は
- 安定収入ある正社員…年収の4分の1~2分の1程度
- その他…原則50万円以下
が目安となります。
ただし2017年頃の問い合わせにおいて横浜銀行では「年収の100%を超えることはできない」といった回答をされていました。逆に言うと、「年収の100%以下なら契約できる可能性がある」ということでしょう。
今でもこの基準が適用されているかは不明ですが、何にせよ一般的な銀行よりも、横浜銀行が大口融資に積極的であることは確かかと思います。
基本的に大口契約を狙う方におすすめしたい「横浜銀行カードローン」。
とは言え、実際に需要が高いのは限度額「10万円~50万円」といった小口契約でしょう。
もちろんこの場合であっても、横浜銀行カードローンを選んで差し支えはありませんが……。
大口契約を前提としないなら、「横浜銀行口座を使って借入・返済ができる、より低金利なローン」の方が賢く利用可能。
代わりとなる申込み先として真っ先に挙げられるのは、「みずほ銀行」と「ソフトバンク」の合同出資により生まれた「J.Score」でしょうか。
こちらはいくつかの質問に答えることで、申込み前に金利・限度額を確認できるキャッシングサービス。
年収の3分の1を超えるお金を借りることはできませんが、上限金利は12%、さらにこれが引き下げられることも多く、「低金利で借りる」という意味ではこちらが上となります。
横浜銀行 | J.Score | |
---|---|---|
上限金利 | 年14.6% | 12.0% |
10万円/30日あたり利息 (サービス料) | 1,200円 | 986円 |
限度額 | 審査により決定 | 年収の3分の1まで |
金利の低さを重視したいなら、こういったローンへの申込みも併せてご検討ください。
CHECKJ.Scoreの申込前に知っておきたいデメリットと契約の流れ
★ただしJ.Scoreでの借入方法は「銀行振込」のみ。
ATMを使った借入を希望されるのなら、やはり横浜銀行等への申込みが優先されるところです。
②パート・アルバイトOKを明言しており、審査難易度は高くない
一般的に、銀行カードローンの審査は消費者金融(プロミスなど)に比べ厳しいとされています。
確かにこれは事実ですが……。
申込み先によって合否が変わってくるのは主に、「ブラック状態」「独身で年収100万円以下」といった属性の方。
あなた自身、もしくはあなたの配偶者が「継続的に生活していける額の収入」をお持ちであれば、審査に不安を感じる必要はほぼ無いかと思います。
実際、横浜銀行も公式HPに「パート・アルバイト可」を明記していますね。
この一点だけを見ても、横浜銀行カードローンを利用する上で、高い収入や社会的地位は不要と断定して良いでしょう。
参考元従業員&ユーザー百名超に聞く!カードローン審査内容と各社の審査傾向
★ちなみに、1つのカードローンの審査に落ちてしまうことに、これと言ったデメリットはありません。
仮に審査に自信が無くても、「ダメもと」で申込む価値はあるでしょう。
③借入・返済の勝手もよく、横浜銀行ユーザーなら利用しやすい
横浜銀行カードローンは、横浜銀行の預金口座ユーザーのためのカードローン。
よってあなたが普段から横浜銀行口座を使っているのなら、他社のローンに比べても使い勝手は良いと言えます。
借入方法 |
|
---|---|
返済方法 |
|
いつもの預金口座と同じATM・インターネットバンキングで取引ができるということで、新しく覚えることが特に無いのは嬉しいところです。
④あえて難点を挙げるなら、「追加返済」の必要性が高いこと
横浜銀行ユーザーにとって、審査面でも使い勝手の面でも申し込みやすい「横浜銀行カードローン」。
そんな中であえてデメリットを挙げるとするなら、気に掛けておきたいのがその「返済」面でしょう。
横浜銀行では、毎月の借入残高(借入中の金額)に応じた一定額を、自動引き落としにて支払うこととなるのですが……。
この引き落とし額は、借入残高に対しかなり安く設定されています。
(例:100万円を借りているとき、月1.5万円/さらに毎月利息の組み入れあり)
そのため支払いを自動引き落としに任せておくと、完済までにとんでもない時間と利息(サービス料)が発生してしまうんですね。
これについては実例をご覧頂くのが早いでしょう。
自動引き落としのみで返済 (月1.5万円 →1万円→8千円…→2千円) | 2,407,193円 (302回/25年2ヶ月) |
---|---|
毎月4万円を返済 | 1,199,686円 (30回/2年6ヶ月) |
差額 | 1,207,507円 |
「放っておくと知らないうちに多額の利息を取られてしまう」のは現在の多くの銀行カードローンに共通する問題点ですが、横浜銀行の場合は特に顕著です。
「横浜銀行カードローン」ユーザーは毎月の引き落としの他、ATMやインターネットバンキングを使った追加返済(任意返済)が可能。
返済と利息の発生を長引かせないためにも、「自分の意志で、積極的に返済を進めていける」ことは、非常に重要となることでしょう。
参考カードローンの金利・利息と返済の仕組み、追加返済の重要性について
★もしも積極的な返済を行うためのお金の管理に自信がないのなら、もともと最低返済額が高く設定されたローン(JCB「FAITH」等、横浜銀行の口座利用可)を選ぶのも一考です。
CHECK25社カードローン徹底比較!最低返済額編:借入額別の金利比較付き
⑤ほとんどの銀行と同じく、郵送物や在籍確認の回避は不可
こちらは横浜銀行に限ったことではなく、ほとんどの銀行カードローンに共通する特徴ですが……。
こちらのローンを利用するにあたって、
- 自宅への郵送物の回避
- 利用者都合での在籍確認(勤務先への電話確認)の回避
は一切不可能です。
もしも不都合があるのなら、横浜銀行への申込みは諦め、希望に応じた申込み先を選ばざるを得ないでしょう。
CHECK在籍確認なしのカードローンはどこ?会社への電話連絡なし&低金利のカードローンを徹底調査
CHECK【即日VS銀行】郵送物なしで借りれるカードローンはここだ!おすすめ3選と注意点
CHECK【上限9.5%】郵送物なし&低金利カードローン3選とその選び方
★在籍確認は審査の結果、実施されない場合もあります。
また電話が掛けられる前には必ず事前連絡が入るとのことでした。
横浜銀行に聞いた!基本的な申込み~借入の流れ
横浜銀行カードローンのメリット・デメリットを確認できたなら、ここからはその契約の流れについて見ていきましょう。
まずは現在の、借入までの所要日数について、実際に横浜銀行へ問い合わせてみました。
(2020年2月問い合わせ分)
公式HP上では「最短で翌営業日」ということになってはいますが、実際の借入までにはもう少し時間が掛かるようですね。あらかじめご承知おきください。
①おおまかな契約の流れ
問い合わせ結果と公式HP情報を元に、おおまかな契約の流れをまとめると以下のようになりました。
横浜銀行カードローン
契約の流れ
(WEB完結)
必要書類のアップロード
※在籍確認の可能性あり
(最短翌営業日)
希望額を振込
(希望者のみ、ここまで1週間程度)
※横浜銀行口座をお持ちでない場合には、FAXまたは郵送での契約が必要となります。
特に変わった点はありません。
あなたがすでに横浜銀行の口座をお持ちであれば、インターネット上で契約手続きを済ませることが可能です。
②横浜銀行カードローンの契約に必要な書類
横浜銀行カードローンの申込み~契約に必要な書類は以下の通りです。
本人確認書類 (全利用者必須) | 以下のうち1点
|
---|---|
収入証明書 (希望限度額50万円超の場合のみ) | 以下のうち1点
|
契約の流れと同じく、必要書類もごく一般的なもの。
各書類は、
- スマートフォン等で撮影+所定の場所にアップロード
- FAX
- 郵送
のうち、任意の方法で提出可能です。
★犯罪収益移転防止法の改正のため、2020年4月より必要書類(特に本人確認書類)に関する取り決めに変更が入ると推測されます。
最新の情報については横浜銀行の公式HPをご覧ください。
③在籍確認実施の際には事前連絡が入る
さて、カードローンへ申し込むにあたって気に掛かりやすいのが「在籍確認(勤務先確認)」の過程ですが……。
これについて、実際に横浜銀行に問い合わせを行った結果が以下の通りです。
もし前触れなくお電話させていただくとしたら、携帯電話への連絡が何日か経ってもつながらない、といった場合になりますね。
(2020年2月問い合わせ分)
ということで、横浜銀行の場合は在籍確認の際、事前に連絡を入れてくれるとのこと。詳細(銀行名を名乗るか、個人名を名乗るか、電話を掛けてもらう時間など)についてはこのタイミングで相談することとなるでしょう。
特に前触れなく在籍確認を行う銀行や消費者金融が多い中、この対応は嬉しいですね。
とは言え携帯電話への連絡が通じない場合はその限りではありませんので、着信には気を配っておきたいところです。
④借入方法は「ATM出金」「インターネットバンキング」の2つ
インターネット上での契約手続きが済み、無事ローンカードを受け取れたなら、限度額の範囲内での自由な借入が可能となります。
横浜銀行における借入方法は下の2種類。
ATM出金 |
|
---|---|
インターネットバンキング (はまぎんマイダイレクト) |
|
横浜銀行または各コンビニ以外のATMを使う場合を除き、手数料は発生しません。利用しやすい借入方法を選ぶ形で差し支えないでしょう。
★自動引き落としの失敗などに対応する「自動融資」の機能はありません。これを必要とする場合には「横浜バンクカード」への申込みをご検討ください。
(貸付条件や借入・返済の仕様は、横浜銀行カードローンと一部異なります)
横浜銀行カードローン、毎月の返済方法とその金額
最後に、「横浜銀行カードローン」の返済について、今一度解説させて頂きます。
横浜銀行における引き落とし日は「毎月10日」。土日祝日と重なった場合には、翌平日に持ち越しとなります。
そして問題となる、「毎月の引き落とし額」は以下の通り。
前月の引き落とし後の借入残高 | 引き落とし額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
10万円超~20万円 | 4,000円 |
20万円超~30万円 | 6,000円 |
30万円超~40万円 | 8,000円 |
40万円超~50万円 | 10,000円 |
50万円超~100万円 | 15,000円 |
100万円~150万円 | 20,000円 |
150万円~200万円 | 25,000円 |
引き落とし額が安いとは言え、支払った分まるまるが返済に充てられるなら良いのですが……。
横浜銀行の場合、引き落としに前後する形で「1ヶ月分の利息(サービス料)」が借入残高として組み入れられます。
金利年14.6%の場合、1ヶ月あたりの利息は「借入残高の約1.216%」。
例えば30万円を1ヶ月借りると、
30万×0.0126
=3,786円程度の利息が組み入れられるわけですね。(実際には誤差あり)
これに対する、30万円借入時の引き落とし額は6,000円。
「6,000円の引き落とし」+「3,786円の利息組み入れ」の結果、借入残高は結果として差額分の2,214円しか減りません。支払いが長引いてしまうのは、この仕様が原因となります。
知らないうちに多額の利息を取られないためには、先述の通り「ATM」「インターネットバンキング」を使った追加返済が必須となります。
要するに、「支払いを毎月の引き落としに任せてはいけない」ということですね。
自動引き落としのみで返済 (月1.5万円 →1万円→8千円…→2千円) | 2,407,193円 (302回/25年2ヶ月) |
---|---|
毎月4万円を返済 | 1,199,686円 (30回/2年6ヶ月) |
差額 | 1,207,507円 |
★追加返済に使えるATMは借入時のものとほぼ共通ですが、一部ATM(イオン銀行等)は借入には利用できても、返済には利用できませんのでご注意ください。
まとめ
- 横浜銀行カードローンの貸付条件自体はごく普通。とは言え、
- 大口契約の成功報告が多い
- パート、アルバイトでも審査に通過できる
- 横浜銀行ユーザーにとって借入・返済が便利
といった利点から、すでに横浜銀行口座をお持ちであれば選びやすいローンと言える
- ただし1ヶ月あたりの利息に対し毎月の返済額はごく低額。知らないうちに多額の利息を取られないためには、「ATMやインターネットバンキングを使い自主的に返済する」ことが非常に重要となる
インターネット上での契約・取引に関するサービスも整備されており、申込みやすい「横浜銀行カードローン」。
「自主的な返済が必須」という一点にのみ注意出来れば、日々の生活を送る上で心強い味方となってくれることでしょう。
この記事でチェックしたカードローン情報
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
1.5%~14.6% | 10万円〜1000万円 | 最短翌日 (公式HP参照) | 最短翌日 (公式HP参照) |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
- 横浜銀行口座がなくても24時間WEBで申込可能
※契約までにご作成ください。 - 月々の返済は2,000円〜
カードローン診断ツール
「もしも、カードローンを使うなら、自分にはどれがいいんだろう……?」
そんな疑問に答えるカードローン診断ツールを作りました!
匿名&無料で使えるので、ぜひ試してみてください!