一目でわかる!個人信用情報機関:開示先の選び方、ブラック入り条件他

    一目でわかる!個人信用情報機関:開示先の選び方、ブラック入り条件他

    審査が不安な 佐藤さん
    クレジットカードやカードローンの審査に通れない。
    もしかすると、以前の携帯電話料金延滞のせいでブラックリストに入ってしまったのかも…

    そんなときに検討したいのが、「個人信用情報」の開示。要はあなたの「後払い」サービス利用履歴を確認し、ブラック状態か否かを確かめようというわけですね。

    今回は複雑な「個人信用情報」とその開示について、初心者向けに・できる限り分かりやすくまとめました。

    【管理人】山本
    読み終えていただければ、今のあなたが取るべき行動が分かります。
    

    2分でチェック!このページの概要

    「とにかく、今疑問に思っていることを解決したい!」というあなたのため、まずはこのページの概要をまとめさせて頂きました。

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    Q.そもそも「個人信用情報」って?
    A.クレジットカード、各種ローン、携帯電話分割払いなど、あらゆる「後払い」サービスの利用記録のことを言います。

    各「後払い」の審査を受ける際には、この情報が必ず確認されます。

    詳細2.個人信用情報(機関)ってそもそも何?

    Q.自分がどの機関に開示請求すればいいか知りたい。
    A.借入先に銀行を含むなら3つすべての個人信用情報機関、そうでないなら「JICC」「CIC」の2つに請求を行うのが基本です。
    ただし利用状況・支払い状況によっては1機関のみの請求で済むこともあるでしょう。

    詳細開示先の個人信用情報機関はどうやって選べばいい?
    参考各個人信用情報機関の開示請求方法

    Q.ブラック状態となるのはどんな人?
    A.大多数を占めるのは以下の方です。

    • 何らかの後払いサービスを2ヶ月以上延滞し、その解消から5年が経っていない
    • 何らかの後払いサービスで、5年以内に強制解約処分を受けた
    • 5年以内に債務整理をした

    ※その他「ブラック未満の問題」を抱える方も存在します。

    詳細3つの個人信用情報機関の特徴と開示情報の見方

    「JICCやCICって何?」といった疑問も、順を追って解説させて頂きますのでご安心ください。

    逆に、ある程度個人信用情報についてご存じであれば、基本の説明に関する項目は飛ばしてしまって、「開示請求先の選び方」「開示した情報の見方」についてチェックしてみると良いでしょう。

    個人信用情報(機関)ってそもそも何?

    個人信用情報(機関)ってそもそも何?
    まずは「個人信用情報(機関)」とはそもそも何なのか、審査にどういった影響を及ぼすのか、といった基本情報についてお話しさせて頂きます。

    ①個人信用情報とは「後払いサービス」の利用履歴のこと

    個人信用情報とは、簡単に言うと「審査が必要な後払いサービス」の利用履歴。
    ここで言う「審査が必要な後払いサービス」とは主に、

    • クレジットカード
    • 各種ローン
    • 各種分割払い(携帯電話の端末代金含む)

    を指します。水道光熱費や税金は含まれません。

    要はあなたが普段、何も問題なくクレジットカード等の「後払いサービス」を利用しているのなら、「何の問題もなく後払いサービスを利用している」という内容の個人信用情報が残るわけですね。

    そしてこれはもちろん、延滞などの問題が発生している場合であっても同様です。

    ②「個人信用情報」を記録している場所を「個人信用情報機関」という

    あなたの後払いサービス利用履歴=個人信用情報は、「個人信用情報機関」という場所に記録されています。

    個人信用情報機関は全部で3つ存在し、それぞれ若干記録内容が異なりますが、今の時点では気にしなくてよいでしょう。

    あなたが「審査が必要な後払いサービス」を利用すると、その利用履歴が「個人信用情報」として「個人信用情報機関」に逐一記録されます。

    「個人信用情報機関」に記録される情報は、金融機関やグループの垣根を超えます。

    例えばあなたが、会社としては特に何のつながりもない「三井住友VISAカード」と「アコム」の両方を利用している場合であっても、「個人信用情報機関」には双方の利用履歴が残るわけですね。

    ★個人信用情報(機関)は「信用情報(機関)」と省略されることもあります。

    ③いわゆる「ブラックリスト」は存在しない、が……。

    おそらくあなたは、クレジットカードや携帯電話料金の支払いを延滞したり、踏み倒したりすると「ブラックリスト」に入れられる…といった噂を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

    結論から言うと、全金融機関に共有される「ブラックリスト」そのものは存在しません

    …が、各「後払いサービス」の審査を行うにあたり、各金融機関は必ず「個人信用情報機関」に請求を行い、申込み者の「個人信用情報」をチェックします。
    もちろんここに悪い情報が残っていれば、あなたの審査は不利に進むことでしょう。

    「ブラックリスト」そのものは存在しませんが、あなたがこれまで「後払い」について問題を起こしたことがあれば、審査は不利に進みます
    …結果としては、「ブラックリスト」が存在する場合と何も違いは無いかもしれません。

    例えばあなたが「三井住友VISAカード」で長期間の延滞を起こした後「アコム」に申し込んだなら、アコムの審査はその延滞情報を加味した上で行われるわけです。

    個人信用情報は期限が来ると消滅する

    個人信用情報は、永久に残るわけではありません。
    例外(詳細後述)はありますが、原則として「その金融機関との契約を解除して、5年」が経てば、良い情報も悪い情報も消えると考えて良いでしょう。

    そのため一度ブラック状態に陥っても、金融機関との契約を解除し(原則として未払い金の支払いが必要です)5年が経過したなら、ブラック状態を脱出できるわけですね。

    ★ただし個人再生/自己破産情報は半永久的に残る「官報」にも記録されるため、5年以上が経っても審査に響く場合があります。

    参考【官報閲覧】自己破産5年後でもプロミスの審査通過は困難:実例とその他の申込先候補

    ④個人信用情報は手数料を支払うことで自由に閲覧できる

    審査の際に必ずチェックされる「個人信用情報」。
    「あなたの、全後払いサービスの利用履歴が集まっている」と言うと、なんだかとても近づけない機密情報のように思えますが…。

    実はこの個人信用情報、「個人信用情報機関」に開示請求を行うことで、一般個人であっても閲覧することができます

    開示できるのは原則として申込み者本人の情報に限られますが、このとき確認できるのは各金融機関が見ているものとほぼ同じもの。
    つまり個人信用情報を確認すれば、あなたがブラック状態やそれに近い状態でないか、すぐに分かるわけです。

    過去の延滞などを理由に「後払い」利用履歴に不安があるのなら、この機会に「個人信用情報」の開示請求を行ってみると良いでしょう。

    あなたがブラックであったにしろそうでないにしろ、今後の申込み先や行動を決める、最大のヒントとなってくれること間違いなしです。

    開示先の個人信用情報機関はどうやって選べばいい?

    あなたの個人信用情報は、「個人信用情報機関に開示請求を出す」ことで確認可能。

    …ですが少し紛らわしいことに、個人信用情報機関は3つ存在する上、開示の際には1機関あたり1,000円程の手数料が発生します。

    ここからは3つの個人信用情報機関の中から、開示請求先を選ぶ方法についてお話しさせて頂きます。

    ①借入先に銀行が含まれるなら3機関、そうでないなら2機関に請求を行うのが基本

    3つの「個人信用情報機関」の違いを簡単にまとめると、以下の通りです。

    CIC
    記録情報主にクレジットカード会社や大手消費者金融の利用履歴
    特徴
    • 2ヶ月未満の「ブラック未満の延滞」情報の記録
    • 債務整理、強制解約などの情報は確認できない

    ブラック未満の問題を確認したい場合向き

    JICC(日本信用情報機構)
    記録情報主にクレジットカード会社や大小を問わない消費者金融の利用履歴
    特徴
    • 「ブラック」情報特化。逆にそれ以外の情報には弱い

    「ブラックか否か」だけを確認したい場合向き

    KSC(全国銀行個人信用情報センター)
    記録情報銀行、信用金庫、JAバンク等の利用履歴
    特徴
    • ブラック、ブラック未満どちらの情報も残るが、加盟金融機関が限定的

    銀行等で問題を起こしたことがある場合向き

    このように、それぞれの個人信用情報機関には細かな違いがあるわけですが……。

    本当にきちんと、金融機関が見ている通りの「個人信用情報」を確認したいのなら、1機関だけの開示では不十分
    というのもほとんどの金融機関は、審査の際に2~3の個人信用情報機関へ開示請求を行うからですね。

    よって結局のところ、開示請求先は、

    • 銀行系で問題を起こしたことがあるかもしれない
      3機関すべて
    • 銀行系で問題を起こした覚えはない
      CIC、JICCの2機関

    とすることをおすすめします。

    ★「ブラック状態かどうかだけ確かめたい」のであれば、一見JICCのみの開示で十分に思えます。
    が、これまでの調査では「同じ延滞なのに、CICにのみブラック情報が残り、JICCでは消えていた」という例が確認されています。この場合、JICCの情報だけでは正確な個人信用情報を確認できません。
    よって基本的には、最低2機関での開示を行いたいところです。

    CHECK【検証】ブラックでもアコムに通った!は本当か? 実際に個人信用情報を開示してみた

    ★とは言え明らかに延滞が2ヶ月以内、その他強制解約などの問題を起こした覚えがないのであれば、開示請求先を「CIC」のみとしても差し支えありません。

    ★多くの中小消費者金融会社は「JICC」にのみ加盟しています。
    申し込み検討先が中小消費者金融であるのなら、開示請求先を「JICC」のみとしても良いでしょう。

    ②参考:主な金融機関の加盟先個人信用情報機関

    主な金融機関の加盟先個人信用情報機関(=情報を登録し、閲覧している個人信用情報機関)をまとめさせて頂きました。

    各金融機関がどの「個人信用情報機関」の情報をチェックしているのかを、一覧にしています。

    • なぜ複数機関の開示が必要なのか?
    • 自分はどこをチェックすればいいのか?

    がよく分かるはずです。

    銀行系ローンは「保証会社」の存在に注意

    銀行系のローンは、ごくごく一部の例外除きどれも「保証会社」が付いています。これは銀行に代わり、審査をの一部代行する会社のこと。

    例えば「みずほ銀行カードローン」を例に挙げると……。

    みずほ銀行自体が加盟している個人信用情報機関は、「KSC」「CIC」の2つ(公式HPより確認)。JICCには加盟していません。

    よって、みずほ銀行だけと契約を結ぶのならJICCに情報が記録されたり、JICCの情報が閲覧されることはないのですが……。

    当行が加盟する個人信用情報機関

    ▲▼みずほ銀行公式HPより
    保証会社である株式会社オリエントコーポレーションが審査のうえ保証

    みずほ銀行カードローンの公式HPを見ると、保証会社として株式会社オリエントコーポレーションの名前がみられます。
    そしてこの株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)はCICとJICCに加盟しているんですね。

    みずほ銀行カードローンの「個人情報の取り扱いに関する同意書」には以下のような記載があります。

    保証会社の加盟する個人信用情報機関及び当該機関と提携する個人信用情報機関の会員により申込者の支払能力に関する調査のために利用されることに同意します。”

    というわけで、みずほ銀行自体はJICCに加盟していないながら、審査を行うオリコがJICCに加盟しているため、結局は3つの個人信用情報機関すべてであなたの情報が登録されることになります。

    このように、銀行系ローンは一見して加盟個人信用情報機関が分かりにくいためお気を付けください。

    ……というより、基本的にはどの銀行も

    • 銀行自体はKSC(+α)に加盟
    • 保証会社はJICCとCICに加盟

    のパターンばかりですので、分かりにくければ「3つすべてに登録されている」と考えても良いでしょう。

    (1)クレジットカード会社

    CICJICCKSC
    三井住友カード
    JCB
    UFJニコス
    楽天カード
    エポスカード
    セゾンカード
    オリコ
    セディナ
    三井住友トラストクラブ(ダイナース含む)
    アメックス

    (2)消費者金融会社

    CICJICCKSC
    プロミス
    アコム
    アイフル
    SMBCモビット
    セントラル
    ライフティ
    その他多くの小規模消費者金融※
    ※例外あり

    (3)銀行・信用金庫・その他の金融機関

    CICJICCKSC
    三井住友銀行
    みずほ銀行
    三菱東京UFJ銀行
    りそな銀行
    楽天銀行
    ソニー銀行
    新生銀行
    横浜銀行
    北洋銀行
    福岡銀行
    東京信用金庫
    京都中央信用金庫
    中央労働金庫
    JAバンク福岡
    ※保……保証会社のみが加盟
    (カードローン商品準拠。その他ローンをご利用中の場合は保証会社をご確認ください。)

    (4)携帯キャリア、日本学生支援機構

    CICJICCKSC
    softbank
    (本体代の分割払い時のみ)
    au
    (本体代の分割払い時のみ)
    docomo
    (本体代の分割払い時のみ)
    日本学生支援機構特例※1
    ※1:3ヶ月以上の延滞を行った場合のみ記載

    利用履歴の気になる金融機関が3機関のうち1~2機関にしか加盟していないのなら、開示請求先を減らしてみても良いかと思います。

    CHECK5.各個人信用情報機関の開示請求方法

    3つの個人信用情報機関、それぞれの特徴と開示情報の見方・ブラック条件について

    3つの個人信用情報機関、それぞれの特徴と開示情報の見方・ブラック条件について

    せっかく信用情報を開示してみても、そのデータ(開示書)は非常に分かりづらいもの。

    また、「どうすれば悪い情報が残るのか」といった点は個人信用情報機関ごとに少しずつ違いがあるため、開示前にまずは各個人信用情報機関の開示書の見方を知る必要があります。
    そこで、複雑な開示書の読み方をできる限り分かりやすくまとめてみました。

    CHECKCICの開示情報の見方
    CHECKJICCの開示情報の見方
    CHECKKSCの開示情報の見方

    ①「CIC」は一ヶ月ごとの支払い記録を2年分保存しているのが特徴

    CICに記載されている情報は、以下の3種類に分けられます。

    CICの記載情報区分
    保存期間概要
    クレジット情報契約中
    ~契約終了後
    5年間
    氏名や電話番号などの個人情報
    金融機関の利用状況
    など
    申込情報金融機関による照会後
    6ヶ月間
    新規申し込みの履歴
    利用記録情報開示の履歴
    (金融機関から閲覧不可)

    CICへ開示を行うと、「クレジット情報」「申込情報」「利用記録」がセットになったものが送られてくるわけですね。ですが、見ての通り主要なデータは「クレジット情報」の項目に集中しています。

    CHECKCIC公式HP「信用開示報告書(サンプル)」(PDF)

    それでは、詳しく見ていきましょう。

    (1)クレジット情報<お支払いの状況>

    まずはCICの公式HPより、「クレジット情報」ページのサンプルを見てみましょう。

    CICクレジット情報開示資料

    ▲CIC公式HPより

    個人情報や契約内容は良いとして、重要なのは「お支払いの状況」「入金情報」の項目。
    ここに問題があると、いわゆる「信用情報にキズが入った」状態となります。

    具体的に言うと、「返済状況」項目に「異動」の記載があった場合、あなたの金融ブラック入りは確定となるわけですね。

    「異動」

    ▲▼CIC公式HP(PDF)より
    「異動」の記録は、延滞などが解消した後も、その情報の保有期限がくるまで残ります。

    公式HPにもある通り、CICで「異動」扱いとなるのは以下の3ケース。

    • 61日または3ヶ月以上の延滞
      (どちらを採用するかは金融機関によるか)
    • 代位弁済
      (保証会社による一時的な肩代わり/こちらも2ヶ月以上の延滞で遂行されることが多い)
    • 破産した場合

    この情報は、「問題を起こした金融機関との契約、または未払い状態が終了したのち5年間」記録されることになります。

    CHECKよくある質問:強制解約から5年が経てば、未払い状態であってもブラック状態を脱出できますか?

    (2)クレジット情報<入金情報>

    次に重要となるのが、「入金情報」の項目。
    こちらは「1ヶ月ごと・24ヶ月分の入金情報」を指します。

    入金状況

    ▲CIC公式HPより
    それぞれのマークがあらわすのは以下の情報となります。

    入金情報のマーク解説
    $請求通りの入金あり
    P請求額の一部入金(入金不足)
    A入金遅れ(未払い)
    R契約者以外からの入金
    B何らかの事情があっての未払い
    C原因不明の未払い

    ほとんどの場合、使われるのは「$」「P」「A」の3種類のみ
    Bマークの「何らかの事情」が何を指すかは不明ですが、恐らくは震災などでやむを得ない状況と見なされた場合のみの表記となることでしょう。

    ここで重要なのが、どのマークを入れるかは契約先の金融機関に任せられているということ。CICは言われた情報を言われたままに保存しているに過ぎません。

    金融機関の方針によって、

    • 1週間の遅れで「A」マークの記録
    • 1ヶ月遅れても「$」マークの記録

    両方が起こり得ます

    とは言え、この「入金情報」はCIC独自の項目。

    ここにAマークがいくつ付いていても、「異動」の記載がなければCICのブラック状態ではありません
    (JICCやKSCでブラック扱いされている可能性はありますが)
    また、AやPの情報が他の個人信用情報機関に共有されることもありません。

    A・Pなどのマークが付いているとCIC加盟金融機関の審査はやや不利になることには間違いありません。が、100%審査落ちになるとも言えず、言うなれば「ブラック未満の、審査が不利な状況」となるわけですね。

    安定した収入があれば、Aマークが残っていてもクレジットカードなどの審査に通過できることは珍しくありません。

    このようにCICは、金融ブラック未満の情報に特化した個人信用情報機関となります。

    一方でブラック状態については情報漏れが多いため、これまでに何らかの金融事故を起こしたことがある場合、もしくは「よくわからないけれど審査に通れない」という場合には、JICCやKSCも併せて開示する必要があるでしょう。

    (3)申込情報

    「クレジット情報」の次に掲載されている「申込情報」は、名前の通りあなたが金融機関へ申し込みを行った記録です。

    こちらの記録期間は「金融機関がCICへ照会を行ってから6ヶ月間」と短く設定されています。

    申込情報

    ▲CIC公式HPより
    情報自体に特筆すべきことはありませんが……。

    この「申込情報」が多く残っていると、審査が不利に進みやすくなることも。
    この状態のことを指して「申し込みブラック」と呼ぶことも多いですね。

    申し込みブラックをどれほど重視するかは金融機関によりますが、もし多重申込みに思い当たるところがあるのなら、ある程度この情報が消えた上で、新たな審査を受けた方が良いでしょう。

    ★「申し込みブラック」はあくまで通称です。
    6ヶ月で解消されることもあり、「異動」情報の残った状態(ブラック状態)に比べれば軽度の問題と言って差し支えないでしょう。

    ★申込情報には新規申し込みに加え、「利用限度額の増額申し込み」も含まれます。

    (4)利用記録

    利用記録とは、「誰かが新規申し込み以外でCICを閲覧した履歴」を指します。

    利用記録

    ▲CIC公式HPより
    主な利用記録は「途上与信」(契約後の定期審査)関連のものとなるでしょう。

    とは言え金融機関は「利用履歴」を見ることができない(CIC公式HPに明記)上、新規申し込みの審査にも関わりはないため、さほど気にする必要はないかと思います。

    参考【実例から読む】途上与信の概要と頻度:利用停止後の対策は他社カードの利用のみ?

    ②「JICC」(日本信用情報機構)は「ブラック情報」が明確に残る

    JICCの開示によって得られる情報は、

    • 借入情報を記録する「ファイルD」
    • クレジット関連の情報を記録する「ファイルM」
    • 開示履歴を記録する「照会記録開示書」

    の3種類に分けられます。

    CHECKJICC公式HP「開示項目説明書」(PDF)

    それでは、公式情報をもとに詳しく見ていきましょう。

    CHECKファイルD(借入記録)
    CHECKファイルM(クレジット関連)

    ★「照会記録開示」はCICの「利用履歴」と共通の内容、かつ、審査に関係ないため割愛します。
    (詳細途上与信について)

    (1)ファイルD(借入記録)

    「ファイルD」の見方は非常に簡単。ブラック状態か否かだけを調べたいなら、「異動」の項目(異参サ内容)を見るだけで済みます。

    「異動」項目

    ▲JICC公式HPより
    この右端の欄に何かしら記載があったら一発アウトでブラック状態です。
    一ヶ月ごとの支払履歴が掲載されない代わり、ブラック入りの要素はCICに比べると多くなっています。

    JICC「ファイルD」で異動情報(ブラック情報)が記載される条件とその期間(公式HPによる)
    掲載期間条件
    延滞
    (元金延滞、利息延滞)
    3ヶ月以上の延滞中3ヶ月以上の延滞
    延滞解消解消後1年間3ヶ月以上の延滞の解消
    債権回収5年間強制執行などの法的措置の実施
    (主に原因は踏み倒し)
    債務整理債務整理の実施
    保証履行
    保証契約弁済
    保証会社からの代位弁済
    (主に2ヶ月以上の延滞)
    連帯保証人弁済連帯保証人による支払い
    強制解約契約先からの強制解約処分
    ※その他、民事再生・破産申し立てなどすべてブラック扱い

    「ローンのせいでブラックになったかどうか」を調べるためには、JICCへ開示請求を行うのが最も確実で簡単です。

    (2)ファイルM(クレジット関連)

    ファイルMには、「借入」ではないクレジットカード関連の情報が記載されています。
    見るべきポイントは、以下の「支払遅延の有無情報」「注意情報」項目。

    「支払遅延の有無情報」「注意情報」

    ▲JICC公式HPより
    ここに以下のような記載があると、ブラック入りが分かります。

    JICC「ファイルM」で異動情報(ブラック情報)が記載される条件とその期間(公式HPによる)
    掲載期間条件
    元本・手数料延滞
    元本遅延
    手数料遅延
    61日以上
    もしくは3ヶ月以上の延滞中
    61日以上
    もしくは3ヶ月以上の延滞
    遅延解消解消後1年間61日以上
    もしくは3ヶ月以上の延滞の解消
    債権回収5年間強制執行などの法的措置の実施
    (主に原因は踏み倒し)
    保証履行
    代位弁済
    保証会社や第三者からの代位弁済
    (主に2ヶ月以上の延滞)
    強制解約契約先からの強制解約処分
    債権譲渡カード会社が債権回収業者などへあなたの情報を受け渡した場合
    返済条件変更支払い能力の不足などにより返済条件が変更された場合

    基本的には「ファイルD」と変わりありませんが、ローンに関する項目でないからか債務整理情報を記入する箇所はないようですね。

    JICCに3ヶ月未満の延滞はバレない?

    JICCに「延滞」情報が記載されるのは、「3ヶ月以上の延滞」(ファイルD:借入)もしくは「61日以上または3ヶ月以上の延滞」(ファイルM:クレジット)を起こした場合。
    そのため「60日」以下の延滞であれば、JICCに悪い情報が記載されることはまずありません。

    とは言え、そんなことは金融機関も把握済み。大手消費者金融がJICCに加え、1ヶ月ごとの支払情報を把握できるCICに加盟しているのはこれが主な理由と推測されます。

    また、JICCにのみ加盟している小規模消費者金融は少なくありませんが、そういった会社はどれもブラック対応となるため、特に大きな恩恵とはなりません。

    「JICCは1ヶ月ごとの支払情報を記録していない」ということを審査に活かせるケースは、めったにないと言えるでしょう。

    CHECK【証拠付】アンケート調査に基づく「ブラックでも借りれた」消費者金融10選

    ③「KSC」(全国銀行信用情報センター)は銀行・信用金庫などのみが加盟

    実は銀行系の加盟するKSCこそ、「CICの細かな情報」と「JICCのブラック情報」を兼ね備えた個人信用情報機関となります。

    特に区分は分かれていないため、公式サンプルをもとに順番に解説していきます。

    CHECKKSC公式HP「登録情報開示報告書の見方について」

    「残債額・入金区分履歴」

    ▲KSC公式HPより
    「残債額・入金区分履歴」は、CICで言う「入金情報」にあたります。
    このサンプルでは5ヶ月分しか記載されていませんが、CICと同じく最大24ヶ月分の支払情報が残ることになります。

    マークは非常に分かりやすいもので、「○=入金済み」「△=一部のみ入金」「×=入金なし」を指します。
    その他の概要はCICと変わりませんので、当該項目をご覧ください。
    こちらもCICのAマークと同じく、×が残っていてもブラック状態とはなりません。

    CHECK(2)【CICの見方】クレジット情報<入金情報>

    気になるのはその下の、暗号じみたひらがなの書かれた項目(⑥のマークのついた箇所)ですが……。
    ここに以下の記載があれば、KSCにおけるブラック扱いとなります。

    KSCのブラック入り条件
    上の画像における記入場所記録期間概要
    延滞延滞解消から5年間一定期間の返済遅れ
    代位弁済
    保証履行
    5年間保証会社などによる支払い代行
    強制回収手続強制執行などの法的措置の実施
    強制解約、破産を含む
    保証債務未履行連帯保証人としての延滞
    移管債権回収業者などへの債権の移行

    延滞の「一定期間」という中途半端な書き方が気になるところ。

    CICやJICCのように明確な基準は決まっていないようですが、1ヶ月ごとの支払い状況を記入する箇所があることから1ヶ月未満で「延滞」扱いにされることはないでしょう。
    おそらくは他の信用機関と同じく、61日または3ヶ月間が「延滞」記載のボーダーラインと思われます。

    また、KSCの場合、他にもブラック入りを示す箇所が存在します。
    こちらはサンプルの続きにあたる画像ですが……。

    「不渡り情報」「官報情報」

    ▲KSC公式HPより
    CIC、JICCにない「不渡り情報」「官報情報」が気になるところ。
    不渡り履歴は「第一回不渡りのみ6ヶ月間」「取引停止処分後は5年間」残ります。
    (主に経営者などが対象となります。不渡りって何?という場合には気にする必要はありません。)

    また、「官報情報」の掲載対象となるのは主に個人再生・自己破産を行った場合
    そしてこれは他のブラック情報と異なり、10年間残ります

    そういうわけで、銀行を巻き込んで個人再生・自己破産を行った場合、ブラック状態が長引きやすくなるんですね。

    ④各個人信用情報が「キズつく」条件まとめ

    各個人信用情報機関の「個人信用情報にキズがつく」条件をまとめると、以下のようになります。

    異動情報(ブラック情報)の掲載条件
    61日または3ヶ月以上の延滞CICJICC※KSC
    保証会社による代位弁済CICJICCKSC
    破産手続き開始の決定CICJICCKSC
    強制解約JICCKSC
    債務整理JICC官報情報のみ
    債権回収(強制執行など)
    債権譲渡
    JICCKSC
    連帯保証人弁済JICCKSC
    不渡り情報(取引停止処分後)KSC
    ※JICC「ファイルD」(借入)の場合、3ヶ月からのみ記載
    ※KSCの官報情報を除き、原則5年間掲載
    ブラック未満の情報の掲載条件
    1ヶ月ごとの支払い情報※1CICKSC
    申し込み情報※2CICJICCKSC
    第一回不渡り情報KSC
    ※1 延滞何日目からを「未払い」とするかは、各金融機関の判断による
    ※2 これだけではマイナス要因とならないが、短期間で多数の申し込み情報が残っていた場合、審査は不利になりやすい
    3つの個人信用情報機関の掲載ルールを見るに、

    • ブラック未満(延滞60日以下)と思われる場合には「CIC」
    • 何らかの理由でブラックの疑いがあるのなら「JICC」または「KSC」(もしくは両方・契約先に合わせ選択)

    の開示を優先すると良いでしょう。

    注意!個人信用情報機関に載らないブラック情報「自社ブラック」を知ろう

    「異動」情報=ブラック情報は、原則5年で消えます。
    ただし各金融機関の内部に保存された顧客データは、半永久的に残ります

    例えば、あなたが「アコム」「プロミス」「みずほ銀行」を巻き込んで自己破産を行った場合……。

    迷惑をかけられたこの3社+みずほ銀行の保証を行う「オリエントコーポレーション」(=オリコ)の社内に、あなたの悪い顧客データが保存されるわけですね。
    この後、一定期間が経って信用情報が綺麗になっても、この4社と関わりのある審査に通過することは難しいでしょう。

    と、ここまで聞くと「金融機関はたくさんあるし、4社くらいなら余裕!」と思ってしまいがちですが……。
    アコム、プロミス、オリコは多くの金融商品の保証会社(=審査の一部を代行する会社)となっています。

    例えばアコムは親会社である「三菱UFJ銀行」の他、

    • ソニー銀行カードローン
    • 八十二銀行カードローン(かん太くんカード)

    など、一見関係ない銀行のローンともかかわりを持っているんですね。
    一度アコムで問題を起こしたなら、こういったローンへの審査通過も難しくなることでしょう。

    とは言えすでに事故を起こしてしまったのなら仕方ありません。
    この場合は迷惑を掛けたことのある会社の名前を記録し、銀行系ローンへの申込みを行う度に保証会社を確認する他ないでしょう。

    ★その他、金融機関がグループ内で顧客情報を共有している場合があります。
    グループ間の情報共有については、各金融サービスの利用規約上で確認できることでしょう。

    参考SMBCモビットは保証会社なし:SMBCグループの自社ブラックは審査に影響する?

    各個人信用情報機関の開示請求方法

    各個人信用情報機関の開示請求方法

    それでは、ここからは各個人信用情報機関に開示請求を出す方法を簡単に紹介していきます。

    ★名義人本人が開示を行う場合を前提としています。法定代理人などの開示請求方法については、各公式HPをご覧ください。

    ①CICは唯一インターネット開示が可能、ただし利用できるクレジットカードは限定的

    3つの個人信用情報機関のうち、もっとも簡単に開示できるのがCIC。
    というのも、CICは唯一インターネットを使った開示データの受け取りが可能なんですね。

    ただし、インターネット開示を利用するためには「指定されたクレジットカードでの決算」が必須になります。
    そして、この利用できるクレジットカードはやや限定的……。
    というのも、CICでは一般的な「VISA」「Master」といった国際ブランドではなく、「どの会社が発行しているか」という点だけで利用可能カードが決まる形となっているからです。

    そして現在のネット照会対応カードは以下の通り。

    クレジットカード一覧:イオン銀行、エポスカード、オリエントコーポレーション、クレディセゾン等

    ▲CIC公式HPより
    もしも上記のカードを持っていないのであれば、インターネット以外の方法での開示(郵送または窓口)が必要となります。

    各開示方法の簡単な流れは以下の通り。(公式HPより)

    インターネットで開示
    パソコンでの情報開示の流れ
    郵送で開示
    郵送での情報開示の流れ
    窓口で開示
    窓口での情報開示の流れ

    CICの窓口は全国に7つのみ存在します。(新宿、札幌、仙台、名古屋、大阪、岡山、福岡)
    詳しい窓口の設置場所やインターネット開示の申し込み、郵送開示の請求先などについては、CICの公式HPをご覧ください。

    CHECKCIC公式HP「パソコンで開示」
    CHECKCIC公式HP「スマートフォンで開示」
    CHECKCIC公式HP「窓口で開示」
    CHECKCIC公式HP「郵送で開示」

    開示に必要な手数料は以下の通りです。

    CICの開示手数料
    基本手数料その他手数料など
    インターネット開示
    (クレジットカード払い)
    1,000円
    郵送開示1,000円100円
    (定額小為替料金)
    窓口で開示500円

    窓口開示は手数料が安いので、生活圏に近いところに「開示相談コーナー」があるのなら検討して見ても良いでしょう。

    ★電話番号をもとに開示を行うため、これまでに金融機関に伝えた可能性のある電話番号が分かれば、住所が変わっていても開示可能です。

    ★インターネットで開示請求を行う場合、本人確認書類は不要です。

    ★インターネットで開示ができるのは、8:00~21:45の時間のみとなります。(曜日問わず)

    定額小為替とは小額の現金を送る方法の一種で、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で購入可能です。

    ★郵送で契約を結ぶ場合、自宅にプリンターがなくてもセブンイレブンなどのコンビニに設置してあるマルチコピー機でプリントが可能です。

    ②JICCはネット申し込み+郵送受取が基本

    JICCの基本的な開示方法は、「インターネットでの申し込み+郵送での受け取り」

    ただし、インターネット申し込みが可能なのは指定されたスマートフォンからに限られますのでお気をつけください。

     ★対応スマートフォン

    ■Android

    • Android5.0~

    ■iOS

    • iOS9~13
    • 推奨端末  iPhone 11/X/8/8Plus/7/7Plus/SE/6s/6Plus/6/5s

    ※iPad、iPodは非対応

    (JICC公式HPより引用)

    上記のスマートフォンをお持ちでない場合には、CICと同じく「郵送」または「窓口」での開示請求が必要となります。

    また、JICCの場合には申し込み方法に関わらず、以下のいずれかの書類の提出が求められますのでお気をつけください。(インターネット申し込みの場合は写真を撮って送付すればOK)

  • 運転免許証または運転経歴証明書
  • 各種保険証(カード式・折りたたみ式)
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 旅券(パスポート)
  • 住民基本台帳カード(写真付)
  • 在留カードまたは特別永住者証明書
  • 身体障害者手帳
  • ※本人確認書類は日本の官公庁が発行した有効期限内のもので、氏名・現住所・ 生年月日が確認できるものに限ります。

    (JICC公式HPより引用)

    また、開示方法・支払い方法ごとの手数料は以下の通り。

    JICCの開示手数料
    基本手数料その他手数料など
    スマートフォン申し込み
    +郵送開示
    1,000円161円
    (コンビニ、ATM、ペイジーで支払う場合。カード払いなら不要)
    郵送申し込み
    +郵送開示
    1,000円100円
    (定額小為替料金)
    窓口で開示500円

    CICとは違い、ほとんどのクレジットカードを問題なく利用できるのは嬉しいところです。

    CHECKJICC公式HP「スマートフォンによる開示手続き」
    CHECKJICC公式HP「ご本人の郵送による開示手続き」
    CHECKJICC公式HP「ご本人の窓口での開示手続き」

    JICCの窓口は東京(神田)と大阪にしかありません

    ③KSCは最も開示申し込みに手間が掛かる……。

    KSCの開示申し込み方法は、郵送のみとなります
    さらに本人確認書類が二点必要になるなど、他の個人信用情報機関に比べても開示に手間が掛かる傾向にあります。

    KSCの開示に必要な書類

    • 運転免許証
    • 運転経歴証明書
    • パスポート
    • 住民基本台帳カード
    • 個人番号カード(マイナンバーカード)
    • 在留カード
    • 特別永住者証明書
    • 健康保険証
    • 年金手帳
    • 福祉手帳
    • 戸籍謄本または抄本(3ヶ月以内に発行のもの)
    • 住民票の写し(3ヶ月以内に発行のもの)
    • 印鑑登録証明書(3ヶ月以内に発行のもの)

    ※いずれか二点、うち一点は現住所を確認できるものとする

    郵送で送る申込書や送付先については、KSCの公式HPをご覧ください。
    また、手数料は一律1,000円+定額小為替代100円となります。

    CHECK全国銀行協会公式HP「本人開示の手続き」

    三井住友銀行に聞いた!信用情報の登録タイムラグ

    信用情報が掲載されるまでには、タイムラグが存在します。
    実際に三井住友銀行へ、問い合わせを行ってみました。

    三井住友銀行
    Q.カードローンを解約した場合、個人信用情報機関へ情報が記載されるのはいつになりますか?
    私どもの加盟している個人信用情報機関が3つございます。
    日本信用情報機構(JICC)というところですとご解約のお手続きをしていただく曜日によって変わるんですけれども、大体ご解約いただいたお日にちの「翌々営業日」には信用情報機関へ保証会社のほうから報告をしております。

    それで、本支店がCICという信用情報機関でございます。ここが1ヶ月ごとのデータ更新となります。
    20日ごとに保証会社に届いたデータを、翌日CICという信用情報機関に報告しております。あくまで保証会社に届いた分となりますので、余裕を持ったお日にちが必要になるので、毎月中旬までにはご報告いただければと。

    もう一社ありまして、こちらが全国銀行個人信用情報センター(KSC)というものになります。
    これは、その月の最終銀行営業日の3時頃までの情報を翌月の10日頃反映しております。

    ですからお急ぎですと毎月中旬までにご解約のご検討などしていただければと思います。
    あともう一点注意事項なのですが、今私がご案内したサイクルというのが保証会社、もしくは私どもからデータを送るタイミングであって、その後個人信用情報機関がいつ情報を更新するかというところまでは私どもは把握できませんので、その点はご注意をお願いします。

    (使わないカードローンは早めに解約を!信用情報のタイムラグって?より)

    三井住友銀行の場合、JICCには比較的スピーディに報告されるもののCICやKSCでタイムラグが発生しやすいようですね。
    また、CICの開示書の注意書きには以下のような記載がみられるのも気になるところです。

    情報の登録・更新には1〜2ヶ月程度の期間を要しますのでご了承願います。

    ▲CIC公式HPより
    というわけで、個人信用情報機関への情報登録は決してリアルタイム反映ではありません
    開示の前にご了承ください。

    ★個人信用情報機関へ情報を提供するタイミングは、金融機関によって異なります。
    消費者金融系の企業は数日程度ですべての情報が個人信用情報機関へ提供されることが多いようです。

    個人信用情報に関する、よくある質問と回答

    最後に、信用情報とそれを保存する個人信用情報機関について、よくある質問にお答えしていきます。

    ①自分名義のカードを妻が使用し延滞した場合、信用情報はどうなりますか?

    名義人の信用情報に延滞情報が記載されます。
    名義を貸すというのはそういう意味です。少なくともあなたが配偶者や家族に暗証番号を教えていたなら、どうやっても延滞の記録を覆すことはできないでしょう。

    カードの紛失、盗難、暗証番号の漏洩その他の事由により、第三者にカードを不正使用された場合、お客様は、一切の責任を負います。ただし、お客様の責めに帰すべき事由がない場合はこの限りではありません。

    (プロミス利用規約より)

    ★家族に勝手にカードを使われてしまった、という場合はその限りでないものの、そういった状況で金融機関に対応を取ってもらうことは難しいでしょう。
    よほどの事情が無い限り、家族間で解決する必要があるかと思います。

    ②延滞を起こしたのに信用情報に記載がないのですが……。

    ブラック(異動)状態として確実に延滞情報が記録される(はず)なのは、「61日以上または3ヶ月以上の延滞」から。これに至らない延滞であれば、金融機関の方針や判断、あるいは手違い等により情報が記録されない場合もあります。もし記録が無かったのなら、単にラッキーと考えても良いでしょう。

    ただし延滞が「61日以上または3ヶ月以上」を超えているか否かにかかわらず、金融機関からの連絡通達→個人信用情報への反映には最長2ヶ月ほどのタイムラグが生じることがあります。

    よって今はクリーンな状態に見えても、単にタイムラグが発生しているだけかもしれません。不安があるなら、もう少し日数を置いて再開示を行うことをお勧めします。

    ③信用情報を開示したことで、審査が不利になることはありますか?

    ありません
    各個人信用情報機関は「照会記録」「利用記録」といった名前で情報の開示履歴を掲載していますが……。
    この情報は金融機関に提供されないため、審査に影響が及ぶ可能性は皆無です。

    詳しくは「途上与信」のページをご覧ください。

    ④途上与信って何ですか?

    契約中の金融機関が、定期的・あるいは不定期にあなたの信用情報をチェックすることを言います。

    アメックスカードなどは利用状況に関わらず3ヶ月に1度の途上与信を行っているようですが、基本的には「信用が少ないほど、途上与信が増える」傾向にある模様。

    これにより何か問題が見つかるとカードの利用を制限されたり、反対に優良顧客だと見なされれば限度額が増えたり、といった措置がなされます。

    詳しくは「途上与信」のページをご覧ください。

    ⑤契約先の会社に信用情報機関に関する記載がないのですが……。

    開示請求先がほんとうに合っているか、契約書等を確認してみてください。

    それでも情報がない、という場合には契約先へ問い合わせを行ってみても良いでしょう。信用情報の記載ミスは、意外と少なくありません

    ⑥審査に落ちた金融機関の申し込み情報が載っていません。なぜですか?

    これは単に、「信用情報機関に請求を掛ける前の段階で、審査に落ちてしまった」のでしょう。

    どの段階で個人信用情報機関に開示請求を行うかは金融機関や申込み先商品によってバラバラです。
    開示請求前に簡単な振り分けを行う金融機関は珍しくありません。

    ⑦都合の悪い信用情報を消してもらうことはできますか?

    残念ながら、記載されている情報が事実であればどうすることもできません。
    これは全個人信用情報機関で共通です。

    ⑧身に覚えのない情報が記載されている場合、どうすればいいですか?

    すぐに個人信用情報機関…ではなく「契約先の金融機関(カード会社、ローン会社など)」へ問い合わせを行ってください。

    個人信用情報機関は金融機関から言われたとおりの情報を保存しているだけに過ぎません。

    ⑨家族の信用情報を開示することはできますか?(契約者死亡時含む)

    以下の場合に限り可能です。

    • 契約者本人の死亡時
    • 契約者の意思で代理人を設定した場合

    詳しくは各機関公式HPをご確認ください。

    CHECKCIC公式HP「よくある質問>亡くなった父の情報開示をすることはできるのでしょうか?」
    CHECKCIC公式HP「任意代理人による開示のその他必要書類(窓口で申込みの場合)」(PDF)

    CHECKJICC公式HP「開示対象者が亡くなられている場合の郵送開示のお申込み手続きについて」(PDF)
    CHECKJICC公式HP「任意代理人による郵送開示のお申込み手続きについて」(PDF)

    CHECKKSC公式HP「本人開示の手続き」

    ※本人の意思に反し、家族が開示請求を行うことはできません(成年後見人などの例外除く)。

    ⑩利用中のカードの加盟機関を調べたところ、CCB、テラネットといった名前が出てきたのですが……。

    いずれも現在のJICCの元になった個人信用情報機関です。
    ご覧になっているのは、平成21年以前の古い情報です。現行の情報を探してチェックしましょう。

    ⑪審査の際、金融機関に見られる個人信用情報は、私たちが開示できるものと同じものですか?

    「金融機関は新規申し込み時以外の利用履歴」(=契約中金融機関、もしくは利用ユーザー本人の開示履歴)を見られない、という点以外は共通です。

    3つの個人信用情報機関を取り寄せ、すべてに一切の問題がないなら、あなたの信用情報も綺麗だと言うことができます。

    ★ただし個人信用情報機関にある情報とは別に、各金融機関は独自の顧客情報データベースを持っています。
    もしある金融機関、あるいはそのグループ会社で金融事故を起こしたことがあるのなら、そこでの審査通過は難しいかもしれません。

    グループ間でどの程度の情報通達が行われているかは、各利用規約上にて確認可能です。

    ⑫CICにA情報が残っていますが、ローンやカードの審査に申し込んでも良いですか?

    「異動」こそ残っていないものの、CICに「A」(未入金)履歴が見られる、つまり「ブラック未満の信用情報問題がある」場合の対応ですが……。
    正直なところ、これが審査結果に響くかどうかは金融機関の方針や、あなたの属性によるとしか言えません。

    が、1~2社程度の審査落ちに大したデメリットはありませんので、これくらいの問題であればさほど気にせず申し込んでしまっても良いかと思います。

    またブラック状態でも審査に通過できる可能性のある消費者金融会社等であれば、「A」履歴はほとんど問題にならないことでしょう。

    参考【証拠付】アンケート調査に基づく「ブラックでも借りれた」消費者金融10選

    「現在進行形で支払い延滞中」の場合はその限りではありません。「延滞中」情報は、場合によってはブラック状態よりも重く見られます。

    ★CICの、1ヶ月あたりの入金記録の保持期間は「2年」です。
    (=「A」記載後2年が経てば、「A」情報は確認できなくなる)

    ただし「A」発生から2年を待たずに解約してしまった場合はその限りでありませんのでご注意ください。
    この場合は解約から5年が経過するまで、当該金融機関の利用履歴が消えません。

    ⑬ブラック状態でも利用できる金融機関はありますか?

    クレジットカードに関して言えば、信用の代わりに預入金を担保とする「デポジット型ライフカード」を利用可能です。また独自審査を行っているアメリカン・エキスプレスカード系列にも、ブラック状態での審査通過情報が見られますね。

    カードローンに関して言うと、大手消費者金融の中でも

    の3社では、ブラック状態の方の通過例が複数確認されています。

    ただ、

  • ブラックかつ他社借入あり
  • 自己破産経験者(破産から5年以内の方含む)
  • といった状況であれば、中小消費者金融会社を選ぶのが無難でしょう。

    CHECK【証拠付】アンケート調査に基づく「ブラックでも借りれた」消費者金融10選

    ⑭ブラック状態が明けると、個人信用情報が消滅すると聞いたのですが…。

    これは正確に言うと誤りです。
    確かに債務整理などを理由にすべての金融機関との契約を打ち切り、5年が経過すればブラック状態と同時に個人信用情報は消去されます。

    が、これはあくまで「結果的にそうなった」だけに過ぎず、

    • ブラック状態中であっても「審査が必要な後払いサービス」の契約を続けていた
    • ブラック情報の残ったサービスと、そうでないサービスの解約タイミングにズレがあった

    …という場合には、ブラック期間が明けてもいくらかの個人信用情報が残っていることでしょう。

    ⑮強制解約から5年が経てば、未払い状態であってもブラック状態を脱出できますか?

    金融機関によるところもあるかもしれませんが、十中八九不可と見て良いでしょう。

    実際、以下の記事では携帯電話料金(端末代含む)の踏み倒しによりブラック状態となってしまった伊藤さん(仮名)の個人信用情報を確認できますが…。

    CHECK【検証】ブラックでもアコムに通った!は本当か? 実際に個人信用情報を開示してみた

    この方は強制解約から5年が経った今でも、CICに「異動」情報が残っています。そしてこれについてドコモへ問い合わせたところ、「未払い金が残っている場合、信用情報は消えない」という回答を頂くことができました。

    要は「踏み倒して5年が経てばクリーンな状態に戻れる」…と言えるほど甘くはないということですね。

    未払い金がある場合、解約を行ったか否かにかかわらず「未払い金の清算から5年間」ブラック状態が続くと見て良いでしょう。

    まとめ

    ポイント
    • 「個人信用情報」とは審査が必要な後払いサービスの利用履歴を、「個人信用情報機関」はそれが記録・共有されている場所を言う
    • 個人信用情報機関は全部で3つ。とは言え一般的な審査では一度に2~3機関へ照会が行われる上、機関ごとに記録情報も異なる。
      そのため現在の個人信用情報を知りたいなら、原則2~3機関へ開示請求を行いたい
    • 個人信用情報は原則「解約から5年間」のみ記録されるが、未払い金がある場合はその限りでないため注意

    あなたがブラック状態であったにしろそうでないにしろ、現在の個人信用情報を確かめることは、今後利用する金融サービスを選ぶ上でも非常に重要な要素となります。

    「ブラック状態かも?」と思ったら、まずは思い当たる金融機関に銀行系があるかどうか考えた上で、2、もしくは3の個人信用情報機関へ開示請求を掛けてみると良いでしょう。

    


    

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